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●東洋医学の五行と経絡をセラピストのコンサルテーションに役立てる●

インガ先生の記事紹介:東洋医学の五行と経絡をセラピストのコンサルテーションに役立てる

東洋医学をセラピストのコンサルテーションに役立てる古代東洋の哲学は、木、火、土、金、水の5つの基本要素を確立しました。五行のそれぞれの要素が、様々なものに関連しています ; 身体器官、感覚器官、身体組織、色、季節、気候や感情、時間帯などです。

もしこれら要素のいずれかに、極端な症状がある場合は、関連する器官に何らかの不均衡があることが分かります。さらに、それぞれの経絡に関連付け、コンサルテーション/アドバイスに役立てることもできます。

例を挙げると、足の第二趾のたこ、魚の目、爪のトラブルなど、 膝の痛み、卵巣疾患、前立腺の問題、鼠径ヘルニア、結腸の問題、消化の問題、腹部の痛み、乳房の問題、脾臓の問題、顔面のニキビ、副鼻腔炎のいずれかの問題を抱えているクライアントがいたとします。

 

このようなクライアントは、他に、「脂肪がつきやすい」「体重が増えやすい」などの問題を持っていたり、心理的に常に同情を求めたりする傾向があります。

彼らは得てして、単調な声の調子で、黄色の服を好みます。更に、多くの場合、これらのクライアントは、血糖値に問題があり、タバコ、アルコール、お菓子、単純糖質、刺激物などの欲求をコントロールするのに苦労するでしょう。湿気のある季節や、朝食後の時間帯に症状が悪化することがあります。

これらは「土」の要素のアンバランスで、経絡で言うと胃経の乱れが考えられます。

 

東洋医学を学んでいないセラピストであれば、膝の痛みや卵巣疾患があるクライアントに対して、胃の反射区の反応を見つけても、通常は関連付けて考えることができません。

また、足の第二趾に問題があるクライアントが消化器系のトラブルを持っているのを見つけても、関連付けて考えることはしないでしょう。

時には、ある反射区が、その器官に何の問題がなくても非常に敏感であったり、またはその逆で、問題がある器官の反射区でも敏感でなかったりする理由も、リフレクソロジーの科学に東洋医学の哲学である陰陽五行と経路理論を組み合わせることによって説明することができるのです。

 

セラピストが東洋医学を学ぶことで、クライアントの身体の症状と皮膚表面に現れるサインを常に関連付けて考え、そして、未来の病気予防のためのアドバイスの可能性が広がってきます。

最も重要なことは、セラピストにとっての正解ではなく、クライアントのためにより良い成果をもたらすことです。

 
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